2013年、11月17日、午前10時、 “District 76 Tall Tales Contest” の2日目、いよいよ英語コンテストの幕開けです。
コンテスタントは、京都TMCのMさんを含め6名です。
コンテストチェアから、以下のようにスピーチの順序が発表されました。
1、TM Hさん “Drag and Drop”
2、TM Mさん “The Sound of Happiness”
3、TM Mさん “Pyramid Scheme”
4、TM Tさん “Bank Robbery Workshop”
5、TM Kさん “Surviving the Titanic”
6、TM Kさん “Cardinal Rule for Toastmasters”
コンテスタントの名前が読み上げられるたびに、ウォーという低い歓声が上がります。さすがに、各ディビジョンを勝ち上がってきただけに実力者として知名度があるのでしょう。
さて、最初は、女性のスピーカーで、現実に使えるPCマウスで、都合良くものを動かすことができるのですが、最後にBrad Pitt を Drag and Drop でコピーしてしまうあたり女性らしいですね。しかし、跳び蹴り有りのパフォーマンスは迫力満点で素晴らしく引き込まれました。
次のMさんは、小さい頃からのヴォーカルトランペットで、心温まるトールテールズでした。ヴォーカルでギターもドラムもこなされていました。素晴らしく、雰囲気にオーディエンスもウットリでした。しかし、キスシーンもあり、ユーモアたっぷりでした。
さあ、3人目は、我がディビジョン・E を勝ち抜いたMさんです。最初の発声で今までの雰囲気を刷新し、一気に自分の舞台に引き込むのです。オーディエンスの反応も良く、随所で笑いが出ました。私は拝見するのは、これが3回目ですが、舞台が大きくなるにつれ彼のスピーチも大きくなってくるような気がします。そして、きっちりと、最後のオチを決められ完ぺきにして、きれいに終了しました。
次は、Tさんです。ステージに登場すると同時に、トールテールズスピーチがスタートしているという感じでした。それは、登場するときから迫力があったという事でしょうか。すぐに、「バンク・ロバリー・ワークショップにようこそ!」と引っぱり込まれ、次々とオーディエンスの質問に答えるようなスタイルでトールテールが始まります。もちろん、本当の質問があるわけではありません。そして、そのテンポに追いつけとばかりに笑いが起こります。すべてをレポートはしません。オチは、皆さんで考えてくださいね。
5番目に登場のKさんは、なかなかの話術で、堂々とした中にパフォーマンスあり、スクリームありで驚きです。タイトルがタイタニックですから、当然船が沈んでゆくのですが、それがまさかの手漕ぎのボートでのお話です。もう、おかしくって、面白くって、疲れました。
最後のスピーカーは、Kさん。相談した相手が、オーストラリアの男性。当然、軍隊式のトールテール用訓練メニューが用意されました。「コンテンツも、□□も要らない。(□は忘れました。)」”Just do it!”と、早速、空港内を駆け足。その可笑しさったら、何と言うのでしょうか。おかしい。笑いすぎ。
というわけで、さんざん笑ったなかで、全員無事終了しました。続く、参加賞状の授与とインタビューですが、まあ、皆さん強者(ツワモノ)ですね。まるで、トールテールのアンコールみたいなインタビューに対する返答でした。
さあ、順位発表となり、私なりに、予想してみました。しかし、1位から4位まで入賞があれば何とか予想がつくのですが、1位と2位が決めかねます。また、3位に誰が入るかも難しい。なぜなら、それぞれが、異なるコンテンツと表現スタイルだからです。比較が超難しい。審査員は、辛いでしょうね。
日本語の場合と同様、審査に時間がかかっています。司会者が、間を持たせるために、博多うどんの話をするなど苦労していました。
さあ、いよいよ発表です。まず、第3位は、トップバッターのHさん。なるほどなあ、と納得しながらも次の発表に息を飲みます。第2位は、我がディビジョン・EのMさん、優勝は、Tさんに決まりました。
順位はつくものの、決して悪いところや減点はないのではないでしょうか。加点要素で決まるのではないでしょうか。私が自分なりに付けたスコアがそうなっているからです。
とにかく、笑った、笑った、そして笑った。隣の方で、スピーチのたびに、「よくあんなスピーチのアイデアが思いつくよなあ。」と話していましたが、本当に、その通りです。楽しく、学ぶところの多かった大会でした。スピーカーの皆さま、本当にありがとうございました。
皆さま、来年は、全国大会にはぜひ参加しましょう。
たいへん、学ぶところが多く絶対にソンはないと思います。