「……10%の才能と20%の努力……そして、30%の臆病さ……残る40%は……“運”だろう……な……」
かの有名なデューク東郷の名言。
生き残るコツ!勝ち抜くための極意です!
始めてコンテストに参加する私は、この名言を胸に秘めてコンテストに参加していました。
なぜか?
それはコンテスト中のスピーチ評価方法にあります。
その評価方法は、内容50点・話し方30点・言葉遣い20点で評価されます。
さらにその内訳は
内容 1)スピーチ展開 2)効果 3)スピーチの価値
話し方 1)身体表現 2)声 3)態度
言葉遣い 1)適切さ 2)正確さ
と細分化されます。
つまり内容だけが良くてもダメ、表現方法、本番の一挙一足まできっちり評価されるんです。
タイムルールも非常に厳しく5分-7分の間にスピーチをまとめなければいけません。
4分30秒未満、7分30秒以上のスピーチは問答無用の失格です。
……10%の才能と20%の努力……そして、30%の臆病さ
内容は事前に準備ができます。言葉遣いだって練習すれば何とかなります。
……残る40%は……“運”だろう……な…
でも当日の体調・雰囲気、こればっかりは準備できません。
例えば観客の皆さんが反応してくれなかったら、話していてもテンションは上がりません。
そんな状況だと声も元気がなくなり、態度も褒められたものではなくなるでしょう。
そしてあたふたしているうちに時間もアウトになるかもしれない
私はこんなスナイパーの気持ちでコンテストの本番に向かいました。
気分は、敵の戦場に向かう一人の孤独な戦士でした。
コンテストが始まると状況は一転します。
観客はみんなしっかりとスピーカーに、反応してくれます!ほほえみ・うなずき・手をたたいてくれます。
千里トーストマスターのスローガンは「チームワーク」。
今回のコンテストはそのチームワークが発揮されました。
スピーカーに対してメンバーがしっかり反応し、スピーカーが楽しく話ができるそのさまは一つのスピーチと言う作品を作る共同作業のようです。
コンテストは戦場じゃなかった!
そして私の中のデューク東郷はこう言います。
「……10%の才能と20%の努力……そして、30%の臆病さ……残る40%は……「観客との対話」だろう……な……」
初めてのコンテストは新しい発見で終えることができました。
これからもスピーチコンテストにでることも何度かあることでしょう。
そんな時にもしっかり準備してから「観客との対話」を楽しみながら参加してみたい。
そう思うコンテスタントなのでした✌
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